里山と清流に囲まれた町、
藤野のちいさな駅から歩いてすぐ。
奥まった入口を入ると…
異空間のようにゆったりと時を刻む、
キラキラと光が差し込む薬草店。
薬草店のちいさな一室は、星屑サロン。
星詠みも交えた
ホリスティックなカウンセリングに
オーガニックなセラピー。
自然に自分のままで
生きることを志す女性の
かかりつけサロンです。
スクールスペースでは
アロマやハーブ、
バスボムの資格講座や
各種ワークショップを開催しています。
ショップスペースには
オーガニック&エシカルな視点で選ぶ
ボディ・マインド・スピリットに
嬉しいアイテムが並んでいます。
暮らしに、ささやかな煌めきと幸せを。
ここで楽しく仕込んだり
見つけたり。
いつもの暮らしに、ささやかな幸せを
添える場所で在りたいと願っています。
2022年頃より
puipui -aroma witchery- と名乗り
2年ほどエシカルバスボム&バスソルトの
販売や講座
そして時々…
おうちサロンとして活動してきました。
2024年5月より
御縁をいただき『里山のちいさな薬草店』
という拠点を構えることになりました。
当初一部のスペースのみ
使わせていただく予定で
『ちいさな』と名付けましたが、
カクカクシカジカで
全部のスペースを使わせていただくことに。
なかなか『大きな』薬草店となりましたが(笑)
気に入っているのでそのまま
『里山のちいさな薬草店』と名乗っています☺️
puipuiという名前の由来は『ちちんぷいぷい』。
誰もが知っている
お手当てであり魔法のコトバです。
小さな子供だった頃
転んでしまったりケガをした時…
「ちちんぷいぷい。痛いの痛いの、飛んでいけ~」
と、誰かが手を当ててくれて
そう言ってくれたときのような…
訪れてくださる方にとって
そんな、なぜだか懐かしいような
安心でほっとする
暖かい時間や空間で在れたら…
失敗や痛かったことを
まいいや、と思えるような
『ちちんぷいぷい』
な、ちょっと魔法みたいな
場所で在れたらと願っています。
きっと記憶の中のやさしい手には、
到底かなわないのですが…
そんな想いを込めています。
ひとの『本質』に響くように。
『質』をたいせつに。
ひっそりと佇む、
里山のちいさな薬草店です。
阪口有貴子 英国IFPA認定アロマセラピスト
●2022年『セラピスト8月号』クラフト特集掲載
●2022年アロマ&ハーブEXPO2022 講師登壇
●2023年『リンネル』高畑充希の手しごとコトコトにてバスボムをレクチャー
●2024年『セラピスト8月号』エッセイ掲載
1985年福岡生まれ 3児の母。☼水瓶座☽山羊座
2010年
はじめての出産をした助産院で
陣痛中にクラリセージのアロマバスに
入ったときの香りと感覚が
深く心と身体に刻まれ、
その衝撃のあまり
アロマセラピストを志す。
志したは良いものの
初めての育児で時間も勉強資金も余裕がなく…
本を読んだり独学しながら、
2014年に長男を出産。
時間と余裕は、ますますなくなる。
長男が2歳になるころ
主人が職を失い、『今だ』と思う。
当時子供たちを通わせていた
シュタイナー幼稚園には
延長保育も2歳児保育もなかったため、
園長先生に長男の入園をお願いしてみると
我が家の境遇を慮ってくださり
あっさりOK✨
今でも感謝しかありません。
本当にそのおかげさまで、
勉強資金を稼ぐため。
そして経験を積むために
リラクゼーションチェーン店で働き
リフレクソロジーや
骨盤調整の手技、
指圧の手技を習得。
その後ついに資金を貯め
IFPAのコースを受講スタート!
アロマセラピーのパイオニアでもある
プライス一家と親交の深い
塩田知恵子先生
船越絵史先生とご縁をいただき、
IFPA認定アロマセラピストを目指し
ペニープライスアカデミー日本校に通う。
ところが、片道1時間の通園と仕事
ストレス、家事に育児で体調を崩す。
常にお腹が痛くて
突然襲う不安感や血の気が引く感覚に
冷や汗、動悸、呼吸できない感覚…
何よりも
自分が倒れてしまったら
子供たちはどうしたら…
という不安で気が遠のく毎日。
病院へ行くという発想も
時間もなく
ごまかしごまかし
なんとか毎日を過ごしながら
幼稚園の一室『そらの家』で
サロン活動を時々させてもらえることに。
サロン活動や勉強は本当に楽しくて
…でも体調は良くならず、
冷や汗をかき青ざめながら勉強し
アロマを自分にも使う日々。
心身共にギリギリのところを
アロマに助けられる経験を積み重ね、
アロマの力を完全に体感する。
勉強資金の目途がつき
チェーン店での仕事を辞めたこともあり
体調が少ーしずつ、落ち着く。
スクールを休むこともあったため
日数が足りずに
予定していた受験をできないまま、
母子でシュタイナー小学校に入学するために
北海道、洞爺湖湖畔へ移住。
セラピストとして子供がいない時間に
時々、出張や自宅で施術を行う。
そんな日々が2年続いた後
ご縁があり
藤野のシュタイナー学園に転校し
またまた移住。
3人目の子どもを妊娠し
コロナも流行り帰省できず、
受験が叶わないまま年月が過ぎる。
出産を無事に終え1年後、
2021年10月にようやく
IFPA認定試験を受け、合格。
コロナの影響が
とても大きかった頃なので
時間がかかりにかかり
2023年3月にようやく
ディプロマを受け取る。
やっと、10年越しに!
念願かなってアロマセラピストと名乗る。
アロマセラピストと
名乗れることが嬉しくて嬉しくて!
早速
何かしたいとは思うものの
小さな子供たちがいて
時間も場所もなく…
それまでにも
ご依頼いただいたときにだけ
自宅のリビングを片付けて
おうちサロンとして
お客様をお招きしていたけれど
もっと、何かしたい!
と思い、いまの状況でも
必要な方にアロマを届けられる方法がないかを
考えていました。
そんなある日、バスボムなら!とひらめき
バスボムを作り始める。
2022年4月に
『藤野ライトハウス』さんに
置かせていただけることになり
初の販売をスタート!
同年5月には
セラピスト誌の取材をお受けし
セラピスト8月号の
クラフト特集ページに、
見開き4ページに渡って
登場させていただきました。
その後も
できることをやるしかない状況の中で
できることをやっている
今に至ります。
自分の仕事をすることに
制限をかけてばかりいるはずの子育ては
いつも私に
夢と、仕事を与え続けてくれました。
何にもできるはずない状況でも
できることはあることを教えてくれました。
これからも
子育てと家事、仕事に追われながら
喧騒だらけの
幸せなんて口だけになりそうな
ドタバタの毎日を過ごしていくことが
私にとっては
人生で初めて手にした
大きな自由であり、幸せです。