悲しみを癒す香り
|肺と心を整える漢方アロマのアプローチ
🍁 秋は「悲しみ」と「肺」の季節
秋になると、空気は澄み、どこか切ない気配が漂います🍂
それは、東洋医学でいうと「肺」の季節。
肺は“気”を取り込み、外の世界との境界を整える臓。
そして感情では「悲しみ」「憂い」と深く結びついています。
涙を流すことも、深く息をすることも、
どちらも「放出」と「浄化」の行為。
秋は“手放し”の季節でもあります🍠
🌿 五行でみる肺と感情の関係
漢方では、五行の「金」に属する肺は、
皮膚・鼻・呼吸・免疫・境界線を司ります。
- 五行:金(Metal)
- 感情:悲しみ・憂い・手放し
- 器官:肺・大腸
- 季節:秋
肺が滞ると、呼吸が浅くなり、
悲しみや執着が手放せなくなることも。
反対に肺が整うと、
「深呼吸できる」「心が軽くなる」「手放し上手になる」など、
心と身体の両方が調和していきます。
🕊 香りが潜在意識に届く仕組み
香りの分子は、鼻から入り、
大脳辺縁系――つまり“感情を司る脳”に直接届きます。
そこは思考よりも速く働く潜在意識の領域。
香りを嗅いだ瞬間に、
心の奥に眠っていた悲しみや緊張がふっとゆるむのは、
香りが「理屈ではなく感情に響く」からです。
香り×呼吸=潜在意識への入り口。
この組み合わせが、アロマセラピーの深い癒しの鍵です。
🌬 肺に対応する漢方アロマ
肺は「潤い」を好み、「乾燥」を嫌います。
呼吸を深め、うるおいを与え、
悲しみを解きほぐす香りを選びましょう。
🌲 樹木系(浄化・クリアリング)
- ユーカリ
- ティーツリー
- サイプレス
- パイン
→ 呼吸を広げ、不要な感情を浄化します。
🍊 柑橘系(明るさ・解放)
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
- マンダリン
→ 憂いや緊張をゆるめ、心に光を差し込みます。
🌿 樹脂系(鎮静・祈り)
- フランキンセンス
- ミルラ
- ベンゾイン
→ 悲しみをやさしく包み、深呼吸を促します。
🌸 フローラル系(再生・自己受容)
- ゼラニウム
- ラベンダー
- ネロリ
→ 感情の波を穏やかにし、優しく心を整えます。
💧 悲しみを癒すブレンド例
✨呼吸を深め、心をうるおすブレンド
- フランキンセンス 2滴
- ベルガモット 2滴
- ラベンダー 1滴
ディフューザーや湯気吸入で、
深呼吸しながら香りを胸いっぱいに吸い込みます。
「もう頑張らなくていい」と、
香りが静かに伝えてくれるはずです。
🌙 香りで呼吸と心を整えるセルフケア
- 朝の深呼吸にユーカリを1滴
→ 眠っていた呼吸を目覚めさせ、1日の気をめぐらせる。 - 夜のリセットにフランキンセンスを
→ 日中の緊張や悲しみを祈りのように手放す。 - 入浴時にゼラニウムを
→ 湯気の中で、呼吸と感情がゆるみ、肺が“うるおい”を取り戻します。
🌕 手放すことで、新しい呼吸が生まれる
悲しみを感じることは、弱さではありません。
それは“いのちが動いている”サイン🍂
香りは、私たちが抱えた感情を
「手放す」ための優しい媒介です。
呼吸が深くなるたびに、
新しい“気”がめぐり、
心もまた、新しい季節を迎えます。
🪶まとめ
- 肺=悲しみ・手放しを司る臓
- 香りは潜在意識と呼吸を結ぶ架け橋
- 漢方アロマでうるおいと調和を取り戻す
香りとともに、
心もやさしく“深呼吸”していきましょう🌿


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