この春、
わが家にはちょっとした変化がありまして。
娘がシュタイナー学校の高等部に進みました。
それは、わたしたち親子にとって
大きな節目でもあります。
8年間お世話になった
担任の先生とのお別れでもありました。
シュタイナー教育では
ひとりの先生が8年もの間
同じクラスを見守ってくださいます。
その関係は、まるで家族のようで。
先生は子どもたちにとって
時に親以上に
心の深い部分に寄り添ってくれる存在でした。
信頼していた先生と離れ
新しい環境に入ることには
不安もあったと思います。
でも少しずつ、少しづつ
新しいアドバイザーの先生や仲間
そして新しい日々に
心を開いていく様子が見えてきました。
高等部どう?
と聞くと、娘は
「フツー」と言います。笑
その憎らしい「フツー」の中に
学校での出来事や心の揺れが
たくさん詰まっていることでしょう。
でも
親子だからと無闇に入り込むことも
必要ないと思ってます。
8年間、先生そして友達のみんなが
注いでくれた時間と愛情は
ちゃんと根を張っていることを
知っているから。
別れと出会い。
手放すことと、見守ること。
娘の成長は
私にとっても、新しいスタートのきっかけに
なっている気がします。
大きな出来事がなくても
毎日の中に確かな変化がある。
そんな日々に、
静かに感謝しながら暮らしています。