土曜日の夕べは、
シュタイナー園に通う末っ子の
【りんごろうそく】の日でした。
りんごろうそくは
クリスマスへ向かう
第1アドヴェントの日に、行うものです。
真っ暗な部屋の中、
1本のろうそうに火が灯り
その光を頼りに
りんごろうそくを持ち
光を目指して歩きます。
上2人と、少し年が離れてる末っ子なので
我が家にりんごろうそくがあるのは
久しぶりのこと🍎🕯️
これまで
10回はりんごろうそくの空間に
立ち会う機会があり、
のべ100人ほどの姿を
みせてもらってきたと思います。
(見せてもらって、とは言えない感じがするのは、
決して見せるためのものではなく、
目で見るだけでもないからかなと…)
りんごろうそくを持ち
暗闇の中を歩く
小さな人たちの姿を
不思議なほどに
『かわいい』とか『がんばってる』とかで
表現しきれないのは
毎度、その姿に
それぞれに輝く、でも普遍的な
にんげんの輝きを
目の当たりにするからかなと
思います。
『畏敬の念』
という言葉が
シュタイナーの人間観では
使われますが、
子どもに対して
本当に素敵で最適な言葉、概念だと思います。
この、
自分の内面へ、そして
深く深くへと意識が向かうとき。
世間の賑やかさとは相反して、
何も語る必要はなく
盛り上げる必要もなく
喜ばせる必要もない。
ただ、そこにあるのは、
ただシンプルに、本当のこと。
そんなふうに、感じます。
りんごろうそくの時、
エアコンも消して
本当に神聖な、静寂の中を、
小さな人たちは歩きます。
その時、
繊細に響くライヤーの音色と
ほのかに、ほのかに漂うのは
ミツロウろうそくの
甘い香り。
私のアロマやハーブのお仕事も
私と人にとってこんな、
本当のこと、で在れたら
良いなと思います。
りんごろうそくを持ち帰り、
子どもが確かめるのは
このりんごは食べられるのか…🍎
確かめるためには、まず
クンクン香りを嗅ぐんです(笑)
嗅覚って
本能だなぁと思います(笑)
生きるために
必要な物か、避けるべきものかは
においで確認。
今日も、気持ち良いお天気です。
みなさま、素敵なアドヴェントを🎄✨